次回大会は2026年1月24日(土)に開催予定です。研究発表者を募集いたします。
発表希望者は下記を記入の上、10月31日(金)23:59までに、氏名・所属・連絡先e-mail・発表題目(仮題可)・発表要旨(200~400字)を添えて、お申し込みください。
・発表予定時間 30分
・応募先 上智大学国文学会 jouchikokubungakkai@yahoo.co.jp
・理事会にて発表者を決定し、その結果を本人宛てお知らせいたします。
Association for Japanese Literature, Sophia University, Japan
次回大会は2026年1月24日(土)に開催予定です。研究発表者を募集いたします。
発表希望者は下記を記入の上、10月31日(金)23:59までに、氏名・所属・連絡先e-mail・発表題目(仮題可)・発表要旨(200~400字)を添えて、お申し込みください。
・発表予定時間 30分
・応募先 上智大学国文学会 jouchikokubungakkai@yahoo.co.jp
・理事会にて発表者を決定し、その結果を本人宛てお知らせいたします。
『国文学論集』59、は2026年1月発行予定です。奮って論文をご投稿下さい。
締切:2025年9月15日
・投稿資格は、国文学会会員とする。
・投稿の枚数は、400字詰め原稿用紙50枚以内(注記・図表等を含む)とし、縦書きを原則とする。
・原稿用紙に拠らない場合は、用紙はA4判とし、1ページは、縦書きの場合52字×18行、横書きの場合36字×26行(ページあたり936字)とし、22ページ以内とする。必ず各ページにノンブル(ページ番号)を付す事。
・完全原稿とし、未発表論文(口頭発表を除く)に限る。
・提出先 上智大学国文学会(メールにファイル添付のこと)
jouchikokubungakkai@yahoo.co.jp
・審査は、理事会のもと、複数の専門家の査読のうえ、採否を決定する。
・採否にかかわらず、応募論文は返却しない。 ・論文掲載者には、掲載誌2部、抜刷40部を贈呈する。
研究発表要旨
唐代における詩語「王昌」の受容と李商隠詩 早坂 伊織
李商隠の「楚宮二首」其二には王昌という語が使用されている。この語は唐代に集中して見られるもので、李商隠の詩もその一群に属するといえる。ここでの王昌とは実在した特定の人物ではなく、詩人たちによって培われたイメージの集積、虚構の人物である。この王昌について調査したものでは塩見邦彦のものがあるが、塩見の調査は未だ十分ではなく、修正する余地も残されているように思える。
そこで本発表では、唐代の王昌を詠んだ詩を読むことを通し、塩見の調査を再検討する。次いで、その過程で得られた成果をもとに李商隠詩を検討し、李商隠が王昌という詩語を自らのうちにどのように取り込んだのかを考察することを通して、李商隠詩の性格の一端を示す。
今の天下は文士の天下にして
——日露戦争後の文学者像と告白小説 木村 洋
一九〇七〜〇八年頃のさまざまな新聞や雑誌の記事から、文学者が政治界などの偉人と肩を並べるような新式の偉人として社会に君臨していく様子が見えてくる。こうした文学者の偉人化は同時代の言語表現にも影響を及ぼさずにはいなかった。日露戦争後に流行する告白小説(私小説)は、「今の天下は文士の天下にして」と言われたような情報環境に支えられるかたちで、発展のきっかけをつかんでいった。そのことをふまえると、告白小説を非社会的な表現と見なす従来の理解には修正がいるだろう。文学者の生活や思想が公的な意味を帯び始めたからこそ、告白小説という、文学者自身の生活や思想を描くことをよしとするような小説を書くことが促されたからである。
座談会趣旨
教職課程科目「国語科教育法」で求めること、求められること
比留間 健一
国語の教員免許の取得に必要な「国語科教育法」の担当者による座談会を計画しました。現行のシステムでは、春学期に二人、秋学期に二人の担当者がいますが、中学・高校の免許の取得にはそのすべてを履修することが必要です。
今回は、春学期の担当者である比留間より、この授業の受講者にどんなことを求め、どんな授業をしているかをお話しし、それを糸口に他の担当者と意見を交換していく予定です。大会の開催の時点で、春学期の授業はほぼ終わっているので、今年の受講者の様子も紹介できたらと思っています。現場の教員の皆さんから「こういうことは身につけて教育実習に送り出してほしい」という声も聞かせてください。
*2025年度夏季大会は、盛況のうちに終了しました。多数のご参加をいただきありがとうございました。
2025年度の夏季大会・総会を下記の要領にて開催いたします。
今回は、研究発表に加えて座談会を開催いたします。懇親会も予定しておりますので、どうぞ奮ってご参集くださいますようご案内申し上げます。
また、今回は図書館(L号館)での開催です。学外の方は入館の際、お手数でもこの開催案内を図書館入口の受付で提示ください。
2025年6月 上智大学国文学会会長 服部 隆
記
【日時】 2025年7月12日(土) 午後1時40分~
【場所】 上智大学中央図書館9階921会議室
【参加費】 学会員=無料 非会員=1,000円
[研究発表](午後1時45分~)
〇唐代における詩語「王昌」の受容と李商隠詩
上智大学国文学専攻博士前期課程 早坂 伊織
〇今の天下は文士の天下にして——日露戦争後の文学者像と告白小説
上智大学文学部教授 木村 洋
[上智大学国文奨学金授与式]
[土田賞表彰式]
[座談会](午後3時50分~)
テーマ 教職課程科目「国語科教育法」で求めること、求められること
進行 山本 章博(上智大学文学部教授)
登壇者 「国語科教育法」担当 上智大学非常勤講師
比留間健一(春学期担当・元浅野中学校高等学校教諭)
下田 祐介(秋学期担当・学習院高等科教諭)
小島 和 (春学期担当・大妻中学高等学校教諭)
[総会](午後5時10分~)
一、役員(会計監査)の改選
二、二〇二四年度決算
三、二〇二五年度事業計画・予算案 他
[懇親会](午後6時~)
〔会場〕 上智大学2号館5階教職員食堂 〔会費〕 4,000円
*卒業生の集う機会として、懇親会からの出席も大歓迎です。
*学会員の方は、大会準備と名簿作成の都合上、6月30日(月)までに葉書をお送りください。会員外の方は、下記事務局のメールアドレスまでお問い合わせください。
*学会費未納の方はできるだけお早目にお願いいたします。また、昨今の社会情勢、諸物価高騰の影響を学会も受けております。ご寄付等のご協力もいただけますと幸いです。
ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店(019)当座 0075907 上智大学国文学会
お名前と卒業年、会費かご寄付の別をお書きください。
国文学会事務局 [電話・FAX]03-3238-3637 jouchikokubungakkai@yahoo.co.jp
夏季大会・総会を7月12日(土)に開催いたします。今回は大学において対面での開催とする予定です。ついては研究発表者を募集します。
発表希望者は下記を記入の上、5月9日(金)23:59までに、氏名・所属・連絡先e-mail・発表題目(仮題可)・発表要旨(200~400字)を添えて、お申し込みください。
・発表予定時間 30分
・応募先 上智大学国文学会事務局(jouchikokubungakkai@yahoo.co.jp)
・理事会にて発表者を決定し、その結果を本人宛てお知らせいたします。
*冬季大会は盛況のうちに終了しました。
2024年度の冬季大会の開催についてご案内申し上げます。
冬季大会では研究発表に加え、本学に非常勤講師としてご出講いただいている、青山学院大学名誉教授の近藤泰弘先生に講演をお願いいたしました。
夏季大会は対面開催でしたが、今回は会場を使用しての大会は行わず、全てZoomを利用したオンラインで開催いたします。参加をご希望の方は、下記フォームよりお申し込み下さい。
★参加申し込みフォーム https://forms.gle/M77mmh6mFCMNwMWV6
準備の都合上、1月22日(水)までにお願いいたします。
開催前日までにZoom ID、パスコードをお知らせします。なお、国文学会のメールアドレス(Yahooメール)からお送りしますが、迷惑メールに振り分けられる場合がありますので、未着の場合はご確認ください。
【開催日時】 2025年1月25日(土) 午後1時30開始
[第一部 研究発表](午後1時35分~3時50分)
〇「生活」とは何か―横光利一の戯曲における男女
お茶の水女子大学大学院比較社会文化学専攻博士前期課程 胡桃澤梨絵
〇恨まない寝覚の上―『夜の寝覚』における「恨む」及びその関連語に着目して―
上智大学大学院国文学専攻博士後期課程 大友あかり
休憩
〇動詞基本形による終止とその時間的性格
電気通信大学大学院情報理工学研究科准教授 栗田 岳
[第二部 講演](午後4時~5時)
AIによる語学・文学研究
青山学院大学名誉教授 近藤 泰弘
「生活」とは何か―横光利一の戯曲における男女― 胡桃澤梨絵
横光利一(一八九八〜一九四七)は自身の戯曲を「生活の別名」と称した※。
これは、戯曲が「一つの生活に現れた」人間の姿を文字の上に表すものだという横光の戯曲観に基づいているが、横光の発言を理解するためには、「生活」とは何であるかという根本的な問いを解決せねばならない。本発表は、横光の「生活」に関する言説を頼りに、戯曲を表す「生活の別名」の意味を探りたい。その定義を踏まえて、実作の戯曲における「生活」は何かについても考察を加えたい。
※(「食はされた生活―新劇協会上演の『食はされたもの』―」『読売新聞』一九二五・一・三一朝刊)
恨まない寝覚の上—『夜の寝覚』における「恨む」及びその関連語に着目して—
大友あかり
『夜の寝覚』には、「恨む」「言ひ恨む」「恨み」「恨めし」「恨めしげなり」のような「恨む」に関連する語が多く出現する。特に、『源氏物語』では女君にはあまり用いられないこれらの語が、女主人公の寝覚の上に多く用いられていることは注目に値する。
本発表では、寝覚の上の「恨む」の様相を追い、これらの語が、一夫多妻の状況にありながらも「恨まない」寝覚の上を積極的に描くために用いられていることを指摘する。さらに、寝覚の上の「恨めしき節」における思考や態度を、寝覚の上と同様の状況にある『源氏物語』の女君らのあり方と比較し、その違いを検討する。寝覚の上の「恨み」の独自性から、『夜の寝覚』における性質や心情の描き方の特色を考えてみたい。
動詞基本形による終止とその時間的性格 栗田 岳
現代日本語の動詞基本形(助動詞を伴わない、動詞単独のかたち)は、アスペクト的に「完成」相、テンス的に「非過去」の形式と記述されることがある。「完成」とは、動詞を局面に分割しない全一的な把握の云いであり、「非過去」の具体的な在りようとして、動詞基本形が概ね「現在」には対応しないことも指摘されている。
以上をふまえて、本発表では次のことを論じる。
①「完成/不完成」とはスラブ諸語の理解のために設けられた概念であり、そのまま日本語に適用しうるわけではない。
②動詞基本形の「非過去」に「現在」が含まれないのは、「現在」が瞬間であり、それが「完成」と齟齬するからだとも主張されている。しかし、副詞「いま」を分析する限り、日本語が「現在」を瞬間と捉えられているかどうかは明らかではない。
③振る舞いの検討に基づけば、動詞基本形の時間的な性格は「特定の時点に位置づけない」というものであると考えられる。
次回大会は2025年1月25日(土)に開催予定です。研究発表者を募集いたします。
発表希望者は下記を記入の上、10月31日(木)23:59までに、氏名・所属・連絡先e-mail・発表題目(仮題可)・発表要旨(200~400字)を添えて、お申し込みください。
・発表予定時間 30分
・応募先 上智大学国文学会 jouchikokubungakkai@yahoo.co.jp
・理事会にて発表者を決定し、その結果を本人宛てお知らせいたします。
※冬季大会の開催形式については決定しだいお知らせします。
『国文学論集』58、は2025年1月発行予定です。奮って論文をご投稿下さい。
締切:2024年9月12日
・投稿資格は、国文学会会員とする。
・投稿の枚数は、400字詰め原稿用紙40枚以内(注記・図表等を含む)とし、縦書きを原則とする。
・原稿用紙に拠らない場合は、用紙はA4判とし、1ページは、縦書きの場合52字×18行、横書きの場合36字×26行(ページあたり936字)とし、17ページ以内とする。必ず各ページにノンブル(ページ番号)を付す事。
・完全原稿とし、未発表論文(口頭発表を除く)に限る。
・提出先 上智大学国文学会(メールにファイル添付のこと)
jouchikokubungakkai@yahoo.co.jp
・審査は、理事会のもと、複数の専門家の査読のうえ、採否を決定する。
・採否にかかわらず、応募論文は返却しない。 ・論文掲載者には、掲載誌2部、抜刷40部を贈呈する。
『日本書紀』における「与」字と「及」字 李 明月
坂本太郎氏は『日本古代史の基礎的研究上 文献篇』(東京大学出版会・一九六四年)において、『日本書紀』において「与」字は二つの事項を連ねて並べるという用法が、天智紀・持統紀に多用されていることを指摘した。
一方『日本書紀』では、二つの事項を繋げて並べる時に「与」字の他に「及」字も多用されている。
本発表では、『日本書紀』に見られる虚詞「与」字と「及」字との用法と使用状況について比較調査を行い、各巻の「与」字と「及」字の用法の特徴をまとめる。その調査結果を踏まえて、坂元氏の指摘の妥当性を考えるとともに、『日本書紀』の区分論と『日本書紀』の成立について考究する。
六国史漢文詔勅の文章表記の特徴について 王 沁臻
大宝律令以後に、文書で行政を行うために、漢文体の詔勅が発給されるようになった。これらの漢文詔勅の文章は、中国の詔勅を参考に、翻案した部分が存しつつも、変体漢文のように和訓で作成する部分や、さらに宣命のように音声で唱え上げた部分があるとされている。しかし、一般的に和訓で書写された漢字資料として、『古事記』、『万葉集』、宣命が挙げられ、独特な用字法が見られるが、漢文詔勅とこれらとはあまり比較されて来なかったと言える。
本発表は、漢文詔勅を始めとする六国史の文章を対象に、その中に使用される漢字・漢語を数例取り上げ、変体漢文や正格漢文との比較を行うことで、その用字法、ひいては文章表記の一部を明らかにするものである。
芭蕉の文章論と四六駢儷文の作法――『三冊子』と『四六文章図』 砂田 歩
芭蕉の文章論に詩文の影響が認められることは、繰り返し指摘されている。しかし、その影響は、主に詩文集を介したものと理解されているようである。本発表では、芭蕉の文章論には、詩文集、いわば詩文そのものだけではなく、四六駢儷文の作法の影響があったことを論じる。
はじめに、『三冊子』に見える芭蕉の文章論と、四六駢儷文の作法書である『四六文章図』(寛文六年〈一六六六〉刊)の記述に、類似が認められることを論じる。次に、芭蕉が四六駢儷文の作法に触れたきっかけが、『四六文章図』の著者である大顛や、門人の支考との交流にあったことを論じる。おわりに、四六駢儷文の作法にもとづいた、芭蕉の文章の分析を試みる。
キリシタン版ローマ字本「言葉の和らげ」の語釈中漢語語彙について
―同時代日本資料との対照を中心に― 中野 遙
一般に、漢語:和語=難:易の関係にあると考えられるが、漢語の中にも難易の位相は存在する。キリシタン版宗教書付属の語彙集「言葉の和らげ」に於いても、見出し語は漢語が圧倒的に多いが、中には、語釈側に用いられる漢語も存在する。この語釈側に用いられる漢語の中には、「言葉の和らげ」間で共通する例が少なくない。これらの漢語は、更に、キリシタン版語学辞書の語釈や、キリシタン版本文の中でも用例が確認される。漢語の中でも、キリシタン語学に於いて、日本語の釈義に用いる事の出来る漢語であると考えられる。
本発表では、この漢語語彙が、キリシタン版に限らず、同時代日本資料の釈義の中の漢語語彙とも共通する事を指摘する。ここから、キリシタン版の語釈、特に「言葉の和らげ」の語釈の漢語に、同時代の日本に於いても釈義の中にも使用される、「易」の位相の漢語が見られる事を述べ、「言葉の和らげ」の日本語資料としての位置付けを行う。